アメリカ大統領の宣言一つで世界中が大混乱に陥った。偉大なるかな!MR.トランプ!
相互関税、日本には24% 中国には145%と全世界に関税を挙げ自国の製造業を活性化させようと決意した。
本音は何か。関税、貿易、アメリカ第一主義について再考しよう。
:関税
関税は、歴史的には古代都市国家における手数料に始まり、内国関税、国境関税というような変遷を経てきましたが、今日では一般に「輸入品に課される税」として定義されています。
関税は、他の租税同様、その収入は国庫収入となります。 かつては、国家の財源として重要な位置を占めていました。
関税を納める義務がある者(納税義務者)は、関税関係法令に別段の規定がある場合を除くほか、「貨物を輸入する者」であると規定されています。
:貿 「ボウ」
物と物とを交換する。互いに売り買いする。代価を払って品物を手に入れる。
買う。
金銭と物品とをとりかえる意を表す。
:易「エキ、イ」
「エキ」かえる、かわる、とりかえる、うらない、儒教の経典である易経 「イ」やさしい、やすい、てがる、やすらか、あなどる
:貿易
外国と商品やサービスの売買を行うことです。
外国に商品を売ることを輸出、外国から買うことを輸入といいます
船や飛行機で商品を運ぶため、売買契約後に約束した日時・場所に商品を届けて、代金を支払うという形をとるのが一般的です。
:自由貿易
国が 貿易 ぼうえき に 制限 せいげん や 統制 とうせい をいっさいくわえず,自由に取り引きさせること。
18 世紀から19 世紀にかけ, 産業革命 さんぎょうかくめい がいちはやく進んだイギリスでとくに 主張された。
:アメリカ第一主義 MAGA
トランプ大統領の言う「アメリカ第一主義」とは、表面的なとらえ方になるかもしれないが貿易赤字を解消する。自動車等に対し高関税をかけ自国の製造を増やす、工場をアメリカ内に作らせていけば雇用も安定し一挙両得になる。
同盟国の日本にも24%、中国に至っては145%ととてつもない税率をかけてきた。中国は黙っていない。貿易戦争だ。
アメリカのあるおもちゃ屋さんは、商品の70~80%は中国製品で今年のクリスマスプレゼントは関税が上がる前に手配できたが、廃業の選択を迫られるだろうと嘆いていた。
ウオール街も大変だ。トランプさんの一声で株価が乱高下し投資家に不安を募らせる。
輸入品の関税額が上がれば、当然国内の物価に反映するだろう。インフレだ。
大幅な関税の引き上げには90日間の待ったはかかったが、トランプ大統領の出方を待つしかないのか世界中の英知を絞っていただきたい。
中間選挙を勝ち抜くためには、早期にいい結果を生まねばならないが、トランプさんはちょっと思惑が外れたのではないだろうか。
:関税は経済政策というより政治的メッセージ
アメリカの視点は、まっすぐ中国に照準が充てられており、レアアースが表面化しないよう細心の注意を払い中国に向き合っている。
都合のいい同盟国・日本を盾にして世界を二分しようと両帝王が会談を始めようとしているように窺われる。
関税率は、特に中国製品、鉄鋼・アルミ、自動車が標的ではあるが、両国のテーマは世界の領袖の地位を断固たるものにすることにあることを認識しておく必要がある。
:まとめ
トランプ大統領の関税政策の狙いは、膨大な貿易収支の赤字を収束するためだった。しかし、最善策ではないことは自明のことであり、真の狙いが政治的に揺るいでるアメリカの存在感の再構築であることはまちがいない。
日本の歩むべき方向も同盟国であるトランプ大統領の率いるアメリカと足並みを揃えたほうがこの難しい局面を乗り越えるためには得策と思う。

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